前橋市・高崎市で外壁塗装・屋根塗装なら株式会社東工業

これから外壁塗装を検討している、マイホームへの愛着が強く、安全面にも関心の高い30代から50代の住宅所有者の皆様へ。

外壁塗装は、家の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばす重要なメンテナンスです。
しかし、近年では、外壁塗装とアスベストの関係が注目されています。
2023年10月の法改正により、外壁塗装工事においてもアスベストの事前調査が必須となりました。

この記事では、外壁塗装とアスベストの関係について、法改正による最新情報や健康リスク、安全な施工方法を解説することで、安心安全な外壁塗装を実現するための知識を提供します。

 

□外壁塗装とアスベスト法改正

2023年10月施行のアスベスト関連法改正により、外壁塗装工事においても事前調査が必須となり、アスベスト含有建材の規制対象も拡大されました。
この法改正の背景、具体的な内容、そして外壁塗装工事における影響について解説します。

 

1:法改正の背景

アスベストは、かつて建材として広く使用されていましたが、その繊維が人体に有害であることが明らかになりました。
アスベストを吸い込むと、石綿肺、肺がん、悪性中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
近年、アスベストによる健康被害が社会問題化し、国はアスベストを含む建材の製造・使用を規制してきました。

 

2:法改正の内容

2023年10月の法改正では、アスベスト含有建材の規制対象が拡大されました。
従来は、レベル1とレベル2のアスベスト含有建材が規制対象でしたが、今回の改正によりレベル3のアスベスト含有建材も規制対象となりました。

レベル3は、スレート屋根や窯業系素材など、一般住宅に使用されている建材に含まれる場合があります。

また、外壁塗装工事を行う際には、アスベストの事前調査が義務付けられました。
これは、アスベストの飛散を防止し、作業者や周辺住民の健康を守るためです。

 

3:外壁塗装工事への影響

アスベストの事前調査は、専門業者に依頼する必要があるため、追加費用が発生します。
また、調査結果に基づいて、適切な対策が必要となる場合もあります。

外壁塗装を検討する際には、これらの費用や工程の追加を考慮する必要があります。

 

□アスベストの健康リスクと飛散防止対策

アスベストは健康被害を引き起こす可能性があるため、飛散防止対策が重要です。
アスベストが身体に与える影響、飛散しやすい状況、そして外壁塗装工事における飛散防止対策について説明します。

 

＊アスベストが身体に与える影響

アスベストは、石のように硬くて鋭い繊維状の物質です。
空気中に飛散したアスベストを吸い込むと、肺に刺さり、分解されずに蓄積されていきます。

アスベストが身体に与える影響には、以下のようなものがあります。

・石綿肺：肺の細胞が線維化し、呼吸が苦しくなる病気
・肺がん：アスベストの吸入により、肺にがんが発生する病気
・悪性中皮腫：胸膜や腹膜などに発生する悪性の腫瘍

これらの病気は、アスベストを吸い込んでから数年から数十年後に発症することがあります。

 

＊アスベストが飛散しやすい状況

アスベストは、建材として使用されている限り、健康被害をもたらすことはありません。
しかし、以下の状況では、アスベストが飛散する可能性があります。

・外壁の解体工事
・高圧洗浄
・災害などによる建物の破損

アスベストが飛散する可能性がある状況では、適切な飛散防止対策を行うことが重要です。

 

＊外壁塗装工事における飛散防止対策

外壁塗装工事では、高圧洗浄や古い塗膜の剥がし作業など、アスベストが飛散する可能性のある作業が行われます。
そのため、以下の対策が重要です。

・事前調査：外壁材にアスベストが含まれているかどうかを調査する。
・飛散防止シートの設置：作業エリアに飛散防止シートを設置して、アスベストが外部に飛散するのを防ぐ。
・作業員の保護具：作業員は、防塵マスク、手袋、作業服など、適切な保護具を着用する。
・適切な作業方法：アスベストを含む建材を扱う際には、専用の工具を使用し、粉塵が飛散しないように注意する。

 

□まとめ

外壁塗装工事においては、アスベストの事前調査が必須となりました。
アスベストは健康被害を引き起こす可能性があるため、飛散防止対策をしっかりと行うことが重要です。

今回の法改正によって、外壁塗装工事の費用や工程が複雑になる可能性があります。
しかし、アスベストのリスクを理解し、適切な対策を講じることで、安心安全な外壁塗装を実現できます。
外壁塗装を検討する際には、アスベストについてしっかりと情報収集し、当社のような専門業者に相談するようにしましょう。